2018年05月02日

3回目の『100万回生きたねこ』

佐野洋子さんの絵本、『100万回生きたねこ』について、過去3回このブログに記事を書いたことがあります。

1回目は娘が3歳の時に、初めてこの絵本を読み聞かせた時のこと…
http://ribboncat.seesaa.net/article/388179980.html

2回目は、それから1年以上経ってもう一度娘に読み聞かせた時のこと
http://ribboncat.seesaa.net/article/388180167.html

3回目は、100万回生きたねこのミュージカルを観にいった時。
http://ribboncat.seesaa.net/article/388180202.html

そして今回、またこの絵本について書こうと思います猫

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山梨県立美術館で、100万回生きたねこ/佐野洋子の世界展が始まりました。
観に行く前に、久しぶりに娘に読み聞かせ、娘も私に読んでくれました本
娘はもう10歳。
前回読んでから、だいぶ時間が経ってしまったけれど、どんな感想を持つのかな〜と楽しみにしていました。
すると娘はしばらく黙ってから一言、「作者はなんでこの絵本を書こうと思ったんだろう?」

そうきたか〜

さらに、頭がムズムズするー!と少々混乱状態あせあせ(飛び散る汗)
終わり方が納得いかない!と言って、暴れながら就寝(笑)
翌日、一緒に美術館へ。
原画や解説を熱心に見ていた娘ですが、作者がこの絵本を書いた理由も、お話の結末も、納得はできなかったようです。
でもとらねこのぬいぐるみを買って、満足していましたw


私も久しぶりにこの絵本を読みました。
ねこは、100万回の人生を経験しました。
一見華やかで、誰でもできるようなことではない人生も経験しました。
でも最後は、ごくありふれた人生…
愛する人に出会い、家族を持ち、子孫を残して死んでいくというシンプルな人生で、本当に生き終えました。
作者は、それこそが生きる意味だと考えたんだろうか、他の人生を経験したからこそそう思えるのか…やっぱり無い物ねだりなんじゃないか…
と、私もいろいろ考えながら展覧会を観に行きました。

そして、展示の中に、その答えになるような解説を見つけました。
作者のエッセイの中の一文です。

「ゆるやかに崩壊していった家庭を営みながら、私は一冊の絵本を創った。一匹の猫が一匹のめす猫にめぐり逢い子を産みやがて死ぬというただそれだけの物語だった。『100万回生きたねこ』というただそれだけの物語が、私の絵本の中でめずらしくよく売れた絵本であったことは、人間がただそれだけのことを素朴にのぞんでいるという事なのかと思わされ、何より私がただそれだけのことを願っていることの表れだった様な気がする。」

佐野洋子さんは、子どものためではなく、自分のために絵本を描いていると言っていたそうです。
仕事で成功し、華やかな人生を送る一方で、息子を産み育て、2度の結婚と離婚を経験。
とらねこの、最後の人生のようなシンプルな生き方を、心のどこかで願っていたのでしょうか。




今回初めて知ったのですが、山梨県立美術館は開館40周年、
100万回生きたねこも、愛されて40年☆
そして私も今年で…(あまり考えたくないけどw)

このまま何事もなければ、人生だいたい半分??(笑)
自分らしく生きるって、どういうことかな。
私は、“だれのねこでもない、自分のねこ”でいたいな…猫



posted by manami at 02:20| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月16日

『ネコのタクシー アフリカへ行く』

以前、猫のイラストに一目惚れして購入した児童書『ネコのタクシー』猫
少し前に、娘が図書館で同じシリーズの本『ネコのタクシー アフリカへ行く』を借りてきて、児童書ながらものすごく納得してしまう言葉がたくさん出てきたので、紹介したいと思います☆
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ランスさんという人間と暮らす猫トムは、猫のタクシーの仕事をしています。
ある日、アフリカのサルの王からトムに招待状が届きます。
トムはサルの王に会うため、ランスさんと一緒にアフリカへ冒険の旅に出るというお話です。

サルの王は、“人間は動物たちにとって、もっともおそれる生き物であり、なにをしてるのか、すごく見たい生き物である”と思っていました。人間のことを知りたくて、人間と暮らすトムに、なぜ猫は人間と暮らすのか聞きたいと思い、招待したのでした。
サルの王はトムに会うと、以前会った利口な猫、ドクター・ジョン(トムの父)に言われたことを話します。
「ドクターは、人と動物のあいだにいる生き物がネコなのだという。人間という生き物のことは、ネコを知ればわかるともいう。じぶんという生き物を知ることはたいせつであるが、いちばんむずかしい、であるからちがう生き物を知れと。」そして、ネコはなぜ人間と生きるのか聞きます。
トムは答えました。
「ぼくは、ランスさんと暮らしています。それは、おたがいがひつようとしているからだと思います。」
トムの話を聞いてサルの王が導き出した答えは…
「ひつようとされる生き物同士なのであるか、人間とネコは。ならば、サルは人間をひつようとしないであろう、サルにひつようなのは、森である」

トムが冒険によって手に入れたものも素晴らしいけれど、それだけでなく、物語のあちこちに、人間と動物のこと、猫のこと、夫婦のことまでメッセージがたくさんちりばめられていて、心に残るお話でした。
“人と動物のあいだにいる生き物”って、すごく不思議な言葉だけど、確かにそれが猫なんだと思いました。
そして、サルは人間を必要としないという言葉も…
サルだけでなく、地球上のほとんどの生き物がそう思っているかもしれません。
そんな中、人間を必要としてくれている猫に、ますます思いを寄せてしまいます。

1冊目の『ネコのタクシー』のお話では、野良猫だったトムがランスさんと出会い、助け合いながら一緒に暮らすお話が書かれています。
なのでトムはアフリカで出会った動物に、「ネコは、人と暮らす動物です。ぼくは、人と暮らすようになって幸せになったんだ。」と話します。
トムの言葉が、世界中の飼い猫代表の言葉だとうれしいですね(*^_^*)

調べてみると、作者の南部和也さんは獣医師さんとのこと。
心に残る言葉の数々も、納得です。
他にも、トムのお父さん、ドクター・ジョンが主人公のお話もあるようなので、読んでみたいと思いまするんるん


posted by manami at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月16日

『わたしとあそんで』

娘がまだ幼い頃に買った、マリー・ホール・エッツの絵本『わたしとあそんで』
娘のお気に入りにはならなかったので、繰り返し読むことはありませんでした。

女の子が原っぱへ行き、虫や鳥、動物たちと出会います。
一緒に遊びたくてつかまえようとすると、みんな逃げてしまう。
誰も遊んでくれないので、池のほとりに腰掛けて、静かにじっとしていると、逃げてしまった動物たちが次々と戻ってきて、女の子の側にきてくれます。
女の子は動物たちに囲まれて、とてもうれしそう。
「ああ わたしは いま、とってもうれしいの。
 とびきり うれしいの。
 なぜって、みんなが みんなが わたしと あそんでくれるんですもの。」
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最近娘は、ストーブの前で猫たちとくっついているのがお気に入りなのですが、落ち着きのない子どもの側に猫たちは集まりません。
私が座ると、ゆめもこころもすぐに私の膝へ来てしまい、「も〜〜〜ママずるい〜〜〜!!」と怒っています。
自分のところへ連れ戻しては、また逃げられて(笑)
そんな今の娘にぴったりだと思い、娘とこころみたいな話だよ、と読み聞かせてあげました。

読み終わると…
突然、枕に突っ伏してしまいました!
驚いて、なになに?どうしたの?と体をさすっても、ずっとそのまま…
そしてしくしく…(;_;) 枕を濡らしていましたあせあせ(飛び散る汗)
あわてて、こころみたいな話じゃなかったかな、この絵本やだった?と聞くと、そうではないと。

ゆめここへの大好きがあふれちゃったのかな。。
ただ側にいたいだけなのに、うまく伝わらない。
大好きなんだよね猫猫揺れるハート

絵本を読んで、涙を流して泣くなんて…私は子どもの頃、そんな経験したことありません。
時期がぴったりはまると、絵本はまっすぐに子どもの心に届くのですね。
あらためて、絵本ってすごい、子どもの心ってすごい…と思いました。

今日、娘はゆめたちに、どう接するのかな?
動物たちの気持ちが少しでもわかってくれてるといいな☆


posted by manami at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月22日

ハロウィン☆

もうすぐハロウィンですね^^
今まで、特に何かをするイベントではなかったのですが、娘が幼稚園で工作をしたりしてハロウィンハロウィン言うので、私好みのおばけの絵本を2冊買いました本
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『ぴーかーぶー!』
作 新井洋行/絵 小林ゆき子(くもん出版)
ぬるっとしてギョロっとしたおばけたちが忘れられない絵ですw
おばけを全然怖がらない男の子…
おばけたちが不思議がっていると、月を見た男の子が狼に大変身!
その男の子は、実は狼男だったのです犬満月
最後はみんなで朝までパーティるんるんかわいいお話です^^

『おばけのジョージーのハロウィーン』
作絵 ロバート・ブライト/訳 中川千尋(徳間書店)
ハロウィンのお祭りの雰囲気がよくわかる絵本です。
はずかしがりやのおばけのジョージーが、こっそりお祭りに行ってみるけど、最後はやっぱりはずかしくて逃げ出してしまう。
でもジョージーにはちゃんと、猫やフクロウやねずみの友達がいるし、住んでいるお家でおばけとしてのお仕事もあったりします^^
人間にはっきりと正体を明かしていないけど、子どもたちがジョージーの存在を気にしているその距離感が、あったかくて好きだな〜と思いました揺れるハート


日曜に、幼稚園の英会話の先生主催のハロウィンパーティがありましたぴかぴか(新しい)
子どもはもちろん、保護者も仮装すること…ということで、娘は魔女、私は黒猫に仮装しました猫
まだ20代の頃、仕事で猫耳をつけた時以来の猫耳…全身黒い服にしっぽまであせあせ(飛び散る汗)
夫は苦笑いしてたけど、たぶん似合ってた!(笑)
娘はトンガリ帽子のカチューシャに黒い服、夫の実家に転がっていた箒とリボンキャット黒猫のぬいぐるみを持っていきました☆
お友達は、妖精やお姫様、カウボーイ、忍者、スパイダーマン、ミッキーやスティッチなどに仮装して、みんなとてもかわいかったですハートたち(複数ハート)
来年はもう少し気合い入れた方がいいかな〜なんて思ったけど、意外と実家に転がっていた箒が好評でした(笑)

チャム〜黒猫の出番だよ^^
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こころ、後ろにどうぞ〜♪
(※キャットタワーに上って遊んではいけませんあせあせ(飛び散る汗)
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パーティではたくさんお菓子をもらいましたグッド(上向き矢印)
とってもかわいいんだけど、ちょっとあやしい色使いのものも。。(笑)
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しばらくおやつは買わなくて大丈夫そうかなw



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2012年10月18日

2回目の『100万回生きたねこ』

去年、娘がまだ3才半のとき、初めて佐野洋子さんの絵本『100万回生きたねこ』を読み聞かせました。
その時、娘は私に「ママと一緒にしにたい」と言って泣きました。
私も一緒になって泣きました。
こんな小さな子に、ずっと先の悲しみを考えさせ、不安にさせてしまったことに胸が痛くなって、それ以来読むのをやめていました。
(去年の日記 http://blogs.dion.ne.jp/manami_diary/archives/10207927.html

それから1年以上が経ちました。
昨日、園から帰った娘が、
「今日ママに読んでもらいたい絵本があるの。」
と言うので、どれ?と聞くと、
「あのね、しましまの猫の本。今日幼稚園で先生が読んでくれて、うちにもあると思ったの。どろぼうが出てくるやつ!」
と言いました。
「100万回生きたねこか。前に読んだとき、悲しくて泣いちゃったけど大丈夫?」
と聞くと、そのことはあまり覚えていないようでした。
今度はどんな感想を持つのかな…と思いながら、寝る前に読み聞かせました本

読み終わって、娘に感想を聞くと、
「白い猫、お墓に埋めてあげればいいのにね。」と言いました。
人はしぬと、お墓に埋めて、その後は心でお話するんだよ、と話したことがあったからだと思いました。
ある意味、冷静な大人になったようで、本当の悲しみを知らない子どものようにも思えました。
私自身、ちょっと不思議な、気が抜けたような気持ちになりました。
去年、夫や母にはまだその絵本は早かったのではと言われたけれど、たった1年でこんなにも違う反応を見せるなら、私は去年の娘の反応を見れてよかったと思いました。

人が成長する中で、得るもの身につけるものがたくさんあるけど、忘れてしまうこと、なくしてしまうものもたくさんあるのかな。
なくすことも含めて、成長というのか。。
この先、また娘がこの絵本を読んで何を感じるのか、それも楽しみだと思いました。

絵本の中に出てくる言葉、“生きおわる”…不思議な言葉です。



ところで、来年100万回生きたねこのミュージカルがあるのですねぴかぴか(新しい)
しかも私が好きな森山未來くんが出演揺れるハート
一度は舞台を見に行きたいと思っていたので、今かなり行きたい気持ちになってますグッド(上向き矢印)
チケットとっちゃおうかな〜(*^_^*)♪


posted by manami at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする